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【テーマ】仕事と私生活のバランスのとりかた

2009年06月30日 20:45

最初にお断りしておきますが、皆さん、良いですか?! 仕事には「終わり」なんてないんですよ! 仕事に終わりがあるのは新入社員のごく最初のうちだけです。この時期はひとつの仕事が終わるまで次の仕事は舞い込んではこないのですが・・・、入社しておそらく半年もすれば、前に言われた仕事が終わらないうちに次の仕事を頼まれ、時には同時に複数の仕事を並行してこなしていかなければならなくなります。

以前、私が工場で人事・総務の仕事をしていたときのこと。東京の本社の同じく人事・総務の仕事をする人(社歴が10年近く長い先輩です)と転勤でお互いが入れ替わることになりました。その先輩が「抱えている仕事はきっちり終わらせてから引き継ぎたい」とおっしゃっていたので、私は「それは勘弁してくれ!たとえ中途半端になろうとも日にちで切ってください。言っておきますが私は中途半端で引き継ぎますよ!」と宣言しました。相手の方は苦笑していましたが、強引に押し切りました。もちろん中途半端と言っても、やりっ放しとか手付かずで放り出すとかではないのです。でもお互い会社でそれなりのポジションに居る者同士が抱えている仕事をきっちり終わらせるのには時間がかかるし、しかもそれが終わらないうちに次の仕事や課題が舞い込んでくるに決まっているのですから、どこかで期日を切らないと、永遠に引き継げないことになってしまうのです。


で、何を申し上げたいか?!と言うと・・・仕事と私生活のバランスを取ろうと思ったら、要は思い切りが肝要ですね。今抱えている仕事や課題を本当にその全部終わらせないと帰宅できないのだとしたら、社会人二年目以降の方は99%くらいの人が家に帰れないですよ(苦笑)。月曜日に早く少し出てくる代わりに金曜日はさっさと帰る。そのくらいの思い切りがたまにはないと仕事とオフとの「メリハリ」がつかなくなってしまいますよ。


ただ、思い切りだけだと精神論でおわってしまいますし、一歩間違うと仕事を中途半端に放り投げることになりかねません。もう一つのバランスのとりかた、それは計画性ですね。仕事には期日もあるし、重要性の違いもあります。期日は目前だけれども着手すればすぐ終わるものもあるでしょうし、逆に納期はずっと先ながら、時間も労力もかかるものもあるでしょう。つまりはそれらを計画的に行なうということが求められます。こういった計画を立てるのに必要なスキルが「優先順位付け(プライオリティー・マネジメント)」と「時間管理(タイム・マネジメント)」です。このプライオリティー・マネジメントとタイム・マネジメントのスキルはそれだけで二日間がかりくらいの研修が組まれるくらいですから、とてもこのブログの記事で書き切れるものではありませんが、それらを解説する本が結構文庫でも出ているようですので、一読されることをお薦めします。

【テーマ】社会人になって初めて経験したこと

2009年06月29日 20:42

私が社会人になって初めて経験したこと、それは「親にお金を渡す」ことでしたね。


確かに学生時代から母の日にカーネーションを贈った記憶はありますが、高価なプレゼントは贈ったことがありませんでした。大学四年生の就職先が決まってから以降はアルバイトを掛け持ちし(卒業単位は大学四年の夏休み前に取得できていました)、おまけに学生ということで所得税や社会保険料を源泉徴収されていなかったので、正直言うと社会人の初任給手取り額よりも学生時代のアルバイト収入の方が多かったです。給与明細を見て、「なんだ、(手取りは)こんなものか?!」と、少しがっかりしたことを憶えています。そのうえ卒業直前にローンでステレオコンポ(当時はもちろんCDなどなく、アナログ盤のレコード。再生するステレオもプレーヤーはどこどこのメーカーで、スピーカーはどこどこ、と組み合わせるのが流行っていました)を購入し、その支払いが暫く残っていたので、初任給では両親に何のプレゼントもしませんでした! ^^;ゞ ・・・皆さんは真似しないでくださいね!w 


ところが、サラリーマンには毎月の給料とは別の楽しみがあります! それは「ボーナス」です。入社して二ヶ月ちょっとで支給されるボーナスに、幾ら在籍月数で按分とは言え、「やっぱ、社会人って良いなぁー!」と思いました。その二ヶ月前には手取り額の少なさにがっかりしていたのですから、いやはや現金なものです。w 何はともあれ、まとまった額が振り込まれることとなり、はたと困ったのが両親へのプレゼントです。私は気の利いたプレゼントを選ぶのが苦手だった(今も苦手w)んです。^^ゞ 下手の考え、休むに似たり。ここは、なまじあれこれ迷った挙句にろくでもないものを贈るよりも、「これで好きなものでも買ってよ」と現金で渡すほうが、(私の母親の性格から言ってもw)喜んでくれると思いました。して、効果のほどは・・・?! 


いやぁー、こちらの予想以上に喜んでくれました!会う親戚、会う親戚に「息子がボーナスで『好きなものでも買え』とお金を渡してくれたんですよ!まだ若いから本人も買いたいものもあるだろうに・・・」と言って回っていました。こちらが照れ臭くなる *^^*ゞ くらいでした。


最近の若い方はプレゼント選びにもセンスのある方が多いと思うので、私のように生々しく現金を渡す人はあまり居ないとは思いますが、ご両親に謝意を示すことは大切だと思います。縁起でもない話しに聞こえるかもしれませんが、「親孝行 したいときには 親は無し」のたとえもあります。それに皆さんがご結婚をされてお子さんができるようになると、なかなか親御さんにプレゼントをすることも経済的に難しくなってきます。是非皆さんがお若いうちから日頃の感謝の気持ちをご両親に形で表すことをしてあげてください。 ・・・以上、親不孝者の典型のような先輩からのアドバイスでした! ^^ゞ

【テーマ】出会いは多い職場ですか?この業種の結婚事業など

2009年06月27日 6:55

ここで言う「出会い」とはいわゆる「男女の出会い」を指しているのでしょう。であれば答えは?! ・・・残念ながら「No!」ですねぇ(苦笑)。


まず私が所属する「業界」ですが(それを書いてしまうと外資系が少ない業界で私という人間が特定されやすくなるので敢えて書きませんが)女性が極端に少ない業界です。私の会社はそれでもまだ多いほうで女性の比率は2割弱といったところですが、グループ会社の中には女性比率5%以下のところが少なくありません。逆に言うと女性にとっては出会いの多い職場!? ・・・うーん、それも違う気がする・・・(再苦笑)。と言うのは、確かに男性は多いのですが、若い、というか妙齢の男性が多いのではなく、中高年、いわゆる「おやじ」が多いんです。これは外資系の特徴でもあり、同時に私の業界の特徴でもあるのですが、採用において「新卒採用」が極端に少なく、採用と言うと経験者の中途採用の比率が圧倒的に高いのです。ですから自ずと高齢化してしまいがちなんですねぇ。 ・・・ちょっと読者の皆さんをがっかりさせてしまったかな?!^^;ゞ


これも何度か書いてきたことですが、一般に外資系企業の場合は「女性だから補助的な業務を・・・」などという発想が極めて低いかまたは全く無く、女性であっても仕事はどんどん任せてもらえるし、また会社側も「バリバリやってくれる」ことを期待しています。当然その見返りとして報酬も増えるでしょうし、昇進の機会にも恵まれると思います。同年代の男性と比べて収入が多くなる可能性も少なくないわけですから、経済的にはより自立しやすい環境にあるわけで、これがまた「結婚」という形態に固執しない状況を後押ししているようです。つまり外資系企業への就職は、「(男女の)出会い」ではなく「仕事のやりがい・働きがい」を求めてでないと期待はずれになってしまうかもしれませんね。


このブログは、主に専門学校生の皆さんが自分の進路を検討するための一つの材料にしてそれぞれの職業に関する情報を提供するのが役割であると認識しています。ですから、「おいしい話し」ばかりではなく、本日のような「必ずしもバラ色とは言えない現実」にも触れて生きたいと思っていますので、どうぞご気分を悪くなされずにお読みください。

【テーマ】職場の服装について規則はありますか?

2009年06月22日 21:03

私の会社は「チーム・マイナス6%」(=温室効果ガス排出量6%の削減を目指す国民プロジェクト)に参加しています。夏場の冷房も室温28℃にするよう、6月1日から9月30日までの間の服装はクールビズで良いことになっています。それとは別に、通年で毎週金曜日はカジュアルフライデーとしています。

ここで私の会社でのクールビスとカジュアルフライデーの服装基準を以下に掲載します。

1. クールビズ

期間: 6月1 日から9 月30 日

ガイドライン:
・ビジネスに適した服装
・ネクタイ・ジャケットの着用は義務付けない
・対外の訪問及び来客時にはジャケットの着用を義務付ける

2. カジュアルフライデー

期間: 毎週金曜日

ガイドライン: ビジネスをする範囲でのカジュアルな服装
ただし、以下は禁止とする
・T シャツ、アロハシャツ
・ジーンズ、ショートパンツ
・キャミソールのみやマイクロミニスカート
・サンダル(踵を止めるストラップのないもの)

ということです。実際にネクタイをしないで第一ボタンを開けるだけで体感温度は2℃くらい下がるそうですから、クールビズというのは大いに効果があると思います。

ちなみに私が新卒で入社した会社は既に十年以上前から「エブリデーカジュアル」を採用していました。一般論ですが、カジュアルフライデー、エブリデーカジュアルともに日本企業よりも外資系企業のほうが導入も浸透も早かったように見受けられます。これも皆さんの進路選びの参考材料の一つになるかな!?

海岸清掃と潮干狩り その2

2009年06月16日 20:26

(この記事は前回の記事の続きです。)


清掃活動に入る前に、各人に軍手とごみ袋が配られました。ごみ袋と言ってもコンビニとかで配られるレジ袋ではありません。容量40リットルくらいは入ろうかという本格的なものです。私は「いくらなんでもこれは大袈裟だろー!」と思いました。だいたい私の上司など、「このスペースでこの人数だったら30分も経たないうちに終わっちゃうよ!」と言っていたのですが・・・とんでもない読み違いでした!


実際に砂浜とその周辺を散策すると、ゴミ(特にプラスチックやビニール製のもの)はすぐに分かります。何故なら、「色が自然ではないから」です。日常生活においては気付きませんが、自然の中で見てみると、人工的なものはその青や緑の着色が「不自然」なんですねぇ。妙に色鮮やかなんです。ですから、多少離れたところからでもすぐ目立ちます。またそれらが予想以上に多いんです。結局9:30から11:30まで二時間かかって清掃作業を行ないましたが、私だけでもその容量40リットルくらいのゴミ袋に(さすがに袋いっぱいとは言わないものの)半分くらいのゴミを拾いました。


収集量で言えば私など少ないほうです。廃棄された自動車のバッテリーを拾った人もいましたし、中には何と!数人がかりで埋まっていた(埋められた?)便器を「発掘」wした人たちもいました。プラスチックやビニール同様、これらの工業製品はなかなか炭化しないので、土に還らない(還ったとしても時間がかかる)んですねぇ。我々は自分たちの知らないところで環境破壊に加担しているのです。・・・いや、こういうゴミの捨て方をしている心無い人たちは知らないどころか確信犯かも?! 同時に当日の参加者にはお子さんも少なくなかったので、環境が意外なところで汚染されている実態を目の当たりにしたことは、良い社会勉強になったのではないか?!と思いました。


さて、午後には清掃場所から少し離れたところで食事をし、午後は潮干狩りを楽しみました。潮干狩りそのものも珍しく楽しかったでしょうが、遠浅の海で生きているカニやハゼと触れる(比喩でなく文字通り「触れて」ました!)機会を持てたことは良い体験だったと思います。私なんぞは泳いでいる小さなエイまで見ました!自然と触れ合うと、大人まで童心に帰るものなんですねぇ。あちこちで「痛てててぇ!カニにはさまれたぁ!」という大きな声が聞こえました。そうそう歩いていて偶然にカニにはさまれることはありません。たぶんカニを手でつかんでからかったりしてたからはさまれたんだと思います。


この日の行事に参加した子供たちは午前中に意外なほどにゴミが捨てられている浜の様子を見、そして午後にアサリやカニ、ハゼといった海の小動物と触れ合ったことで、より以上に「この環境を保護するためにゴミの不法投棄などあってはならない」という意識をもってもらえたのではないでしょうか。


私は改めて、この行事に参加して良かったと思いました。同時にこういった行事を催す会社を誇りに思いたいです。ちなみにこの行事の企画者、すっかり気を良くし、秋には山か渓谷での美化活動を兼ねた「芋煮会」をやりたいと言っていました。是非、実現して欲しいものです。

海岸清掃と潮干狩り その1

2009年06月15日 22:20

5/30には会社の行事として、千葉の木更津方面で海岸清掃がありました。これだけではなかなか人が集まりません。そこで会社が企画したのは、まず午前中に海外清掃を行ない、その後昼食は近くのホテルでバイキング、午後は潮干狩りをする、というもの。昼食と潮干狩りの料金は会社負担(ただし昼食時の飲み物代は自己負担)で、もちろん家族の参加もOK。150人を超える参加希望がありました。


企画した人に、「今年は『ゴミゼロの日』がちょうど土曜日で良かったですね!」と言うと、「えっ?そんな日があったんですか?!」という返事。彼は5月30日がゴ(5)ミ(3)ゼロ(0)の日だと知らずにこの企画を立てたのです(苦笑)。こんな偶然もあるのですね。


さて、行事日程が近付いてくるとどうしても当日の天気が気になります。直前の週間予報では当日の天気はあいにくの雨。そこで当日雨で行事が中止になったらどうやって連絡網を回すか?!といった相談になりました。そこで出た結論は・・・?!「雨天決行」!たとえ雨でもよほどの大しけ等でも無い限り行事そのものは実施し、ただし当日の天候次第で「行きたくないなぁ」と思い欠席する(または家族のうち何名かの参加者が減る)のも参加希望者の自主性に任せる、というものです。なるほどもともと潮干狩りならば、多少は濡れても良い格好でくるはず。それに参加希望者も朝早くから実施するのかしないのか、で気を揉むよりは、「行事はあるけど来る・来ないは自由!」としたほうが潔いというものです。


果たして、当日の朝の天気は雨!(苦笑)私は企画した人の車に同乗させてもらった関係で集合時間の9:30より一時間早い8:30に現地に着きました。暫くすると人がぼちぼち集まりだし、集合時間の9:30には朝からの雨も止みました。さすがに空模様は曇天でしたが、なまじ晴天だと海岸は紫外線が強くしかも砂浜の照り返しもあるので、かえって曇っているくらいがちょうど良いのです。あいにくの天気に多くの欠席者も予想されましたが、どうしてどうして、130人近い参加者が集まりました! ・・・実は私、昔からこと行事の天気に関しましてはちょっとした自信がありまして、いわゆる「晴れ男」なんです。

さあ!いよいよ海岸清掃の開始です! ・・・長くなってきたので、二話に分けて書くことにしますw

定年について考える その2

2009年06月07日 20:27

前回の記事で、定年制の完全廃止は若い人の雇用機会を奪うことになりかねない、ということを書きました。それはそうでしょう。日本では一般に「定年退職時=賃金のピーク」で、定年近い人に払う給与額は若い人の二倍、三倍にもなります。逆に言えば会社の懐事情から見ると、「定年で退職してくれれば、金額的には若い人が二人または三人雇える」ことになります。


私が30歳そこそこの頃、いわゆるバブル経済がはじけ、右肩上がりの経済成長は望めなくなりました。とたんに日本的経営システムの見直しが始まりました。それこそ年功賃金は諸悪の根源のような言われ方をして、能力給や職務給、業績給といった「新しい賃金制度」へのシフトが急激に始まりました。


しかし、です。本当に「同一職務で同一の業績」なら「同一の給与額」で納得がいくのでしょうかね?前回の記事にも書いたランディ・ジョンソンの例で考えてみましょう。彼の本年度の年俸は800万ドルと言われています。前の年と比べると半分近くに下がりましたが、それでもかなりの高額です。為替レートは日々変わるので日本円換算で表現するのは難しいですが、敢えて言えば7億5千万円前後といったところでしょうか。ちなみに彼の昨シーズンの成績は30試合に登板し11勝10敗、防御率3・91。ここでもし、新人一年目で彼と全く同じ成績を挙げた投手がいたとします。その投手に球団は今季800万ドルもの高額年俸を払うでしょうか?答えはおそらく「ノー!」でしょう。いくら日本に比べ年俸の高いメジャーリーグとは言え、一年しか実績の無い若手選手にこれだけの年俸は提示しません。一概には言えないものの一般的に考えれば、今年9月で46歳になり今後の「成長」は望み難いランディ・ジョンソンよりも若手選手のほうが今年の期待度と言う点では上回ると思います。それでも球団は「同一給与」は提示しないでしょう。・・・これって年功賃金じゃないですか?!


確かにランディ・ジョンソンには過去の実績があります。でも今季に限って言えば、「昨シーズンまでの実績は全て他のチームで挙げたもの」です。つまり現在所属するサンフランシスコ・ジャイアンツには(観客動員力やグッズの売上等は別として)戦績の面から見れば、彼は「過去にも何らの貢献もしていない」のです。それでも現球団は昨季の成績が同等の若手よりもはるかに高い年俸を提示します。そうでないと本人も納得しないし、おそらく周囲も納得しないでしょう。


メジャーリーグと言えば「実力主義」の典型のように言われることもありますが、実は「実績主義」の名の下に「年功的要素」が全く無い訳では無い、いや、むしろ存在するのだと思います。もちろんそこには実力主義に近い考え方で、「(その時点での)市場価値」という要素も見逃せないのですが・・・。


さてさて、あながち年功賃金も「非」とは言えず、さりとて年齢による差別は撤廃して定年制が無くなるとしたら、やはり若い人の雇用機会は少なくなってしまうのでしょうか? その問いに対して、私自身も「絶対これ!」という解は無いのですが、こんな考え方もできるのではないでしょうか?!それは・・・


ここでまたランディ・ジョンソンの例。彼の今季の年俸は800万ドルと書きましたが、それでも半分近くに下がったことにも触れました。昨季のそれは1500万ドル強。ニューヨーク・ヤンキース時代には年俸1600万ドルであったと聞きます。つまり、300勝投手となり、今季も現役パリパリのランディ・ジョンソンでも、今が年俸のピークではないのです。ここが日本のサラリーマンの年功賃金(定年時=給与額のピーク)とは違うところです。つまり、(それをどう行なうか?は取り敢えずは置いておいて)必ずしも年功のみでなく、且つ生涯の給与額のピークを少なくとも定年よりは前の時期に持ってくることが出来て、しかも働く人もそれで納得できるのなら、働く側にとっても引退時の選択肢はより柔軟に広がることでしょう。もちろんこれは「理屈」であって、実際にそれを具現化する制度の設計は容易ではないことは十分に承知はしているつもりですが・・・。


日本の会社の場合、退職金制度が「退職金額は最終賃金に比例」する形に設計されているこことがまだまだ少なくないため、定年時の給与が下がってしまうと、退職金の総額そのものが下がってしまいかねません。それがネックとなって「定年時=給与額のピーク」という仕組みを変えられないのだとしたら、そこから手を着けていく必要があるでしょう。さもないと、いつまで経っても定年制の撤廃、つまり「サラリーマンであっても自らの意志で引退時を選択できる」、しかもそれが若い人の雇用機会を損ねることにもならない、という世の中にはなりませんね。


・・・つい熱くなって二話続けて書いてしまいましたが、専門学校生の方が主な読者であることを考えると、分かりづらく且つ面白くない話題だったろうなぁー。^^;ゞ 反省! 次回はもっと軟らかい話題で、5/30にあった会社の行事のことを書きますので、是非読んでくださいね♪

定年について考える その1

2009年06月06日 17:22

アメリカのメジャーリーグでは、ランディ・ジョンソン投手が見事、300勝を達成しました。これだけでも素晴らしいことですが、ランディ・ジョンソンは現在45歳! 他の選手ならとっくに引退している年齢です。日本でも横浜ベイスターズの工藤公康投手が46歳での勝利を記録しましたが、工藤投手が専ら中継ぎでの起用なのに対し、ランディ・ジョンソンは先発の柱として今年も既に5勝を挙げています。工藤投手も「ランディは別格だ。(自分とは)ものが違う。」といったような発言をしています。ランディ・ジョンソンの活躍ぶりを見ていると、「引退」の二文字を全く感じさせません。


・・・が、悲しいことにその引退という時期は必ずやってきます。むしろ彼のように活躍したスター選手ほど、その引き際の選択は難しいものがあるでしょう。余力があるうちに惜しまれながら身を退くのか?それともボロボロになるまでやるのか? 


ただ、いずれにしてもその選択を(仮に周りからの助言があったにせよ)自らの意志で決定できるのが、スター選手の特権と言えるのかもしれません。実力が無いと判断された選手は、自らの意志とは無関係に「自由契約」という形で選手生活に幕を引かざるを得ないからです。


サラリーマンにも引退の時期があります。一般にそれは「定年」という形で迎えることになります。日本では特別な場合を除いて60歳を下回る定年を定めることは法律で禁じられていますが、一方で定年を65歳以上に定めている会社は殆どありません。もっと言えば、前述のランディ・ジョンソンのように「他の選手(会社の場合、社員)と比べて体力も気力も技量も優っている」人物であっても、定年を迎えれば強制的に「引退」をしなければなりません。もちろん嘱託とか契約社員といった形で会社に残ることも出来るケースもあるでしょうが、その処遇は定年までのものと比べて著しく低くなるのが普通です。つまりサラリーマンには実際には「自らの意志で引退時期を決められるという制度は無い」ことになりますね。


実はアメリカの場合、定年という制度はありません。正確に言うと「なくなりました」。私が社会人に成り立ての頃には、アメリカでも定年はあって、66歳というところが多かった、と聞きます。66歳が多いという詳しい理由は分かりませんが、年金受給と関係があったのかもしれません。それが定年が廃止されたのは「何歳になったら会社を辞めろ、というのは年齢による差別だ!」という考え方からです。アメリカでは、年齢・性別・出身地といった生得的な、自分の意志と能力では変えられないもので職業的な差別をすることを禁じています。サラリーマンはもともと和製英語だから別として、「ビジネスマン」という言い方は女性を排除しているように聞こえるから「ビジネスパーソン」というべきだ、というのもこういった背景によるものですね。つまり、「60歳という年齢で一律に処遇するのでなく、その人のその時点の能力(気力・体力・経験等を含む)で判断すべきだ。」という考えに基づくものであり、まさに「(サラリーマンであっても)自らの意志で引退時期を選択できる」制度であると言えるでしょう。


とは言ったものの・・・ランディ・ジョンソンのような40歳半ばでも活躍できる選手はメジャーリーグでもほんの一握り。一般のサラリーマンにおいても、60歳を過ぎれば20代、30代の人と比べて気力・体力といった面では劣っていると考えるほうが自然でしょう。そんな中で定年の廃止は、若い人の雇用機会を奪う結果にはなりはしないか?難しい問題な気がします。


この話題は長くなってきたので、次回に続きをかくことにします。

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