外資の疑問シリーズ その4「みんな英語がペラペラなの?」
2010年08月31日 20:31
外資系企業と言うと、そこに働く人は皆、英語がペラペラというイメージがありますよね。・・・実際はどうなのでしょうか?!
結論から言うと、「職種にもよるが、入社時点では必ずしも英語が必要ではないことが少なくないので、意外に英語が喋れない人も多い。」というのが最も一般的な回答ではないか、と思っています。
一口に外資系と言っても、業種もメーカーあり、金融あり、コンサルティング会社あり、とさまざまですし、先ほど書いたように職種によっても違いはあります。例えば役員や(本)部長付きの秘書とか、英語で電話のかかってくる頻度の多い会社の受付業務ということであれば、まず英語は必須と言ってよいでしょう。一方で、外資系企業全体で見ると、募集職種で一番多いのはやはり営業職だと思います。営業職の採用となると、多くの場合は仕事で殆ど英語を使う機会はありません。よって募集時点で「英語力必須」としている企業は極めて少数です。
ご存じかもしれませんが外資系企業の場合、さまざまな事由で採用の軸足を「新卒採用」よりも「中途採用」のほうに置いていることが多いのです(その理由は別の機会に書くことにします)。中途採用となると、応募されてきた人材に求められるのは何と言っても「実務経験」と「実務能力」。つまり募集する仕事をやってきた経験がどれだけあるか、その仕事がどれだけ出来るか?ということが問われます。このうち実務能力については、その分野の専門の方が面接官になってうまく聞き出さない限り、実際には応募者にどれだけ実務能力があるか?はなかなか見極められません。(学校と違って、すべての職種にそれ用のペーパーテストがある訳ではないのです。)一方、実務経験については、応募者が書いてきた職務経歴書でかなりのことが分かります。いきおい中途採用においては「実務経験」が圧倒的に重視されることになります。平たく言うと、もし応募者に「全くその職種の経験は無いが英語は出来る」人と、その逆で「英語は出来ないが実務経験に長けている」人がいたら、多くの場合は後者が採用される筈です。ただし・・・!
以上は飽くまでも募集時点、つまり入社直後のこと!営業マンで採用された場合、確かに日頃の業務で英語を使う機会は無い(または少ない)ものの、これがマネージャーとして複数の部下を束ねる立場になってくると、さらに上の上司(これが外国人である場合も少なくない)に報告をする必要が出てきますし、時には本国の親会社から訪問してきたVIPの前で、英語でプレゼンするようなケースもあります。マネージャーに昇進しないまでも、たとえば海外の市場視察と言った出張があるとします。会社は「誰を行かせるか?」となれば、望むらくは現地語ができる人、そうでなければやはり英語ができる人を送り出すでしょう。もっと言うと、営業希望の人の多くが「将来やってみたい」と思う「憧れの職種」とも言える(?)マーケティングという分野において(この件についても後日詳しく書いてみたいと思います)は、まず英語は必須と思っていただいて差し支えありません。
・・・と、かく言う私ですが、英語はペラペラか?と言われれば・・・、うーん、まあそれなりに出来ますが、どちらかと言えばたどたどしく ^^;ゞ、ペラペラとは言い難いですねぇー(苦笑)。51歳ですが、まだまだ英語力の強化に努めなければ!と感じている私です。


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