バンビーノ考察その11。。
2007年06月29日 2:44
さてさて今回でついにに最終回です。
今日の内容は主人公が働くレストランのシェフが
突然、お店からいなくなり
色々もめますがみんなで一致団結して
お店を継続させようとします。
主人公は始めはこのお店で頑張るつもりでしたが
イタリアに行きたい衝動に駆られ煩悶します。
そして一大決心をしイタリアに渡航し働く事を決意します。
イタリアのローマのレストランで働ける事になり
本国に渡った所で話しは終わりました。
この業界で働いていると
イタリアに行き働きたくなるのは結構あることです。
僕も最初に就職したお店のシェフ、先輩達に
イタリアで働いた時の経験などを聞いてるうちに
自然に「行こう」と決意しました。
流石に「バンビーノ」の主人公の様に
働き始めてすぐにとはいきませんでしたが
貯金をコツコツして27歳の時渡航しました。
イタリアに行ってビックリしたのですが
ものすごい数の日本人が
イタリアのレストランでは働いています。
「ええ!?こんな田舎のレストランに?!」
「こ、こんな山の中まで・・・」
とか、とにかく至る所で日本人が働いています。
聞いた話しでは厨房の中、
全員日本人のお店まであるらしいです。
流石にこれはイタリアにいってる意味あるのか?
と思っちゃいますが、それだけたくさんいるんです。
年間数百人の調理師がイタリアに
行ってると聞いたこともあります。
今から2、30年前はイタリアで働く日本人は少なく
ものすごく苦労したと聞きました。
それからイタリア料理が日本で普及するにつれ
徐々に働きに行く人が増え、
そしてそういった人たちがイタリアのレストランにおける
日本人の信用を築き上げたおかげで、
現在ではそれほど働くのが難しくなくなりました。
昔は本当に「修業」の意味合いが強かったのですが
今は普通に「働き」に行く感覚になったように思います。
そして「イタリア帰り」と言っても
さほど「ハク」がつかなくなりました。
今の日本のイタリア料理店には
僕を含め「イタリア帰り」は山の様にいます。
バブルの時はもうそれだけでシェフになれたみたいですが
今が大暴落して別に「普通」の事です。
もちろんイタリアで働いた経験のない
有名なシェフもいます。
日本国内でも高いレベルで技術、知識を習得できます。
では、何故辛い思いをし、大切な物を残し、
犠牲にしてまでイタリアに行く人が絶えないのか?
それはやっぱり「好き」だからだと思います。
好きでこの飲食の世界に飛び込み、
そして「イタリア」に出会い、
そして恋しちゃうんですよ、多分。
好きな子の事ならもっと知りたくなるのは当たり前ですよね。
恋は盲目です。
もうね、
「いこうかな?」
じゃなくて
「行かなければ!!!」
になっちゃうわけです。
で、行ったら行ったでまた惚れ直し、
愛に変わるわけですよ。
それほど魅力があるのです、イタリアという国には。
情熱の国ですからねぇ。
それと日本人が勉強熱心と言うのもあります。
例えばアメリカ。
イタリア料理も寿司もある国です。
アメリカ人は色んな文化を取り入れますが
それを自分達に合わせ変容させます。
カリフォルニアロールなんかがいい例だと思います。
それはそれで美味しいと思いますが、
日本のちゃんとしたお寿司やさんでは見かけません。
アメリカ人が日本の寿司屋に修業に来ていると言う
話しも聞いたことがありません。
イタリアで働いていた時もアメリカ人といっしょに働く事は
ありませんでした。
「世界の警察」と言ってしまうような国なので
やはり自国が一番だと強く思っているのでしょう。
それが愛国心と言うものかもしれませんが、
日本とはそこが違うと思います。
言葉は変かもしれませんが
「アメリカよりアメリカナイズ」
されている国が日本という国ではないでしょうか?
文化を取り入れるのに際し本質を知ろうとする日本人。
そう言ったことからイタリアに行く人が絶えないのだと思います。
イタリアには20州あります。
日本が21州目と言われるくらい
イタリア料理のレベルが高いです。
今まで先人たちが努力し築いてきた結果でしょうし、
これからももっと高いところを目指し
僕等イタリア料理に携わる人間みんなで、
がんばっていきたいものです。
さて今回でこのシリーズ「バンビーノ考察」も
終了です。
この番組を見てイタリア料理に興味を持った人が
増えたかもしれません。
イタリアンで働きたいと思った人もいるかもしれません。
そう言う人たちには是非原作のマンガの方も
読んでもらいたいです。
ドラマより濃い内容ですので
たけちお薦めです。





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