ミシュラン狂想曲。。
2007年11月29日 2:01
さてさて、ミシュランガイド東京が発売され
一週間が過ぎました。
メディアが大々的に取り上げた事もあり
完売続出で入手困難になっている模様です。
ネット上でも星付きレストランが公表され
そのお店は予約が殺到しているとか。
これほど飲食業界にスポットがあたった事が
近年なかったので今回の発売によって
外食産業が活気付いているのはすごく喜ばしい事です。
まーごく一部の高級店だけかもしれませんが・・
改めてミシュランのブランド力には驚かされるのですが
批判的な声も結構あがってるみたいです。
テレビなどでは結構肯定的な扱いですが
雑誌なのでは問題提起や批判する記事もチラホラ見ます。
ざっと問題点を挙げると
まず第一に
「評価する側がレストランとの距離が近すぎる点」
です。
コレは星を取ったシェフ達や関係者を呼んでパーティーを
したりする事をさしているみたいです。
確かに欧州ではこのような事はしません。
客観的に評価するためにはコレは大切な事です。
第二に
「審査するお店にその旨を伝え食事に行く」
なんていう事もしてるみたいです。
一応初回は覆面で食べにいくみたいですが
その後何度か再確認のため来店するらしく
その時、お店にその旨を伝えるらしいのです。
噂ではお店の従業員が総出で大掃除して
審査員を迎えたお店があるとかないとか・・・
もう、なんだかなぁー・・って感じですよね、これじゃ。
コンテストやコンクールなら「その場、その時」だけを
評価すれば良いんでしょうが
「レストラン」の評価は「常にやっている事」を
見ないといけないと思います。
特別待遇を評価しても意味がありません。
本当にこの様に審査しているとしたら愚挙としか
言いようがありません。
第三に
「審査基準が明確ではない」
です。
まーコレはすごく難しいと思います。
例えばフランスやイタリアでは自国以外の料理は
それほど多くありません。
世界的に流行りだした日本料理なども
大都市では見かけますが、少し地方に行けば
料理と言ったら自国の料理だけです。
その点、東京は全世界の料理が点在しています。
特に中華、フレンチ、イタリアンの数は
全世界の大都市を見ても群を抜いています。
それを評価する基準を設けるのは
とにかく難しいと思います。
第四に
「1500店を5人で審査する」
ことです。
準備期間が一年以上あったと言ってはいますが
ちょっと少なすぎるように思います。
協力員も少しはいたとも報じられていますが
物理的に全店回っているとは思えません。
既存のガイドブックなどを見る事も
審査の一環としていれば話しは別ですが。
などなど色んな問題点があり、
批判もかなりあるみたいです。
あと気になるのが、イタリアン少なくネ?
まー審査員にフランス人がいたのだから
フランス料理が多く
日本で出るミシュランなので日本料理が
多いのもわかります。
でも、ちょっと少な過ぎるんですけどイタリア料理!
高級さでは確かに叶わない部分もありますが
フレンチよりイタリアンのほうが東京では
多いのにもうちょっと何とかならんもんかしら・・
日本におけるイタリアンの普及率考えたら
もう少し入れてくれてもいいじゃない!
まー今回は初回版なので、これからも毎年出版され
いろんな所が改善していってもらいたいものです。
ちなみに今回星付きレストランに選ばれたイタリアンを
見ると「いかにも東京イタリアン」という感じの
お店が多かったように思えます。
郷土色を抑え、洗練された軽やかな料理をしている
お店が星を取った様です。
イタリア本国にある星付きレストランと比べると
ちょっとズレを感じますが
これから星を取るために料理の方向性を変えるお店も
出てくるかもしれません。
考え方は様々ですが僕はそれでは本末転倒だと思います。
確かに世界的に認知度の高い「ミシュランの星」は
魅力がありますが、それを獲得するために料理するのではなく
今やっている、そして目指す料理(仕事)の
先に星がついてくるのが一番いいと思います。
とにかく自分を見失わないようにしたいものです。
なかなか難しい作業なんですけどね。
兎にも角にもミシュラン発売により飲食業界が
良い方向に向かってもらいたいものです。


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