こまきの趣味のひとつに、映画(ビデオ)鑑賞があります。
先日、「レナードの朝」を見ました。
上映当時、とても話題になった作品なので、ご存知の方も多いのでは?
あらすじを書くと・・。
この作品は、実話を元に描かれた作品で、登場人物のほとんどが実在します。
主役であるレナード、
そしてレナードを目覚めさせた医師、
描かれる喜びや葛藤は、実際にあったエピソードなのです。
レナードは、とある病気により、小学生の頃から少しずつ運動能力を失います。
そして20歳、全く動くことのできない状態になってしまいます。
感情を表現することもできません。
周りで起こっている出来事を理解できているのかどうか・・それすらも、
家族、病院の先生、誰も分からないのです。
そのような状態になって30年。
レナードは、何の感情も持たないままで、50歳になっていました。
死ぬまでずっとこのままだと思われていた中で、
ある医師のふとした思い付きで、この病気の特質を見つけ出します。
それを元に新薬が試され、ある日突然に目覚めるレナード。
30年という歳月の流れにショックを受けつつも、
街を歩く喜びを体中で感じ、
食べる喜びを噛みしめ、
ほのかな恋心に目覚め、
幸せな日々を過ごすことになります。
しかし、その幸せは長くは続きませんでした。
改善したかのように見えていた病状が、再び後退をはじめるのです。
次第に言うことをきかなくなる体に恐怖を感じ、
諦めなければいけない恋心に悲しみを経験します。
そしてまた、レナードは深い暗闇の世界へ・・。
この作品を見た後、とても複雑な気持ちになりました。
レナードを目覚めさせたことは、本当にいいことだったのでしょうか?
彼は、一瞬の目覚めに、幸せを感じることができたのでしょうか?
「目覚めて欲しい」という願いは、周りの者だけのエゴではなかったのでしょうか?
いや、
一瞬でも恋を経験できて、
もう一度母に会い、
患者と医師という立場であれ友人と巡り合い、
彼は幸せだったはず。
いろいろな思いが駆け巡りました。
「幸せ」とは何なのか?
「自分の考える幸せ」「他人の感じる幸せ」には、想像以上に大きな違いがあるのではないか?
この作品には「正解」はありません。
見る人に「正解」を探して欲しい・・と訴えているように感じます。
とても難しく、深いこの作品、
ぜひ、みなさんも、見てみてください。
そして、あなたの中にある「正解」を見つけ出して欲しいと思います。
最新コメント