decoreco:04 books "戦場カメラマン"
2006年08月04日 22:13
デコですこんにちは。
さんさんと降りそそぐ太陽の下、今日もお客さんのところからお客さんのところまで、じっとり汗をデコから滴らせながら、渡り歩くお昼のデコです。
そんな、移動中に欠かせないのが、やっぱりの単行本や文庫本たち。
そして先日ある人から借りた文庫本が、まさに読むのを止められない(お客さんのところに行きたくない・ウソです)止まらないの文庫本だった。。

『戦場カメラマン』
石川文洋 著
朝日文庫 朝日新聞 刊
ベトナム戦争にカメラマンとして従軍した石川文洋の有名な従軍記。実はまだ半分も読んでいないのだけど、読みながら場所(電車の中)をわきまえず肌が泡立ち、涙があふれる。
これまで僕はベトナム戦争については、『地獄の黙示録』などの映画。また、ネルソン・デミルのベトナム帰還兵を主人公にした数々の小説など、つまり、所詮は、エンターテインメントから得たイメージや知識からの認識しか持ちあわせていなかったようだ。
この『戦場カメラマン』で、石川文洋はベトナム戦争とそれに関わらざろうえなかった人間との間で起こった“事実”を積み重ねていく。
僕が感じたのは“唖然”。
この本には、戦争の“唖然”が、嫌というほど積み重なっている。
殺す“唖然”と、殺される“唖然”。
読み進めるうちにそんな“唖然”が気づかないうちに“澱”のように溜まっていく感覚。現実の世界で起こった“事実”の強さに、いまを生きている自分と外部の境界線が一瞬あやふやになってしまい、戦争の何か理解しようにも何もできない。
そんな“唖然”に、いまも弾かれてしまってます。
今日も生きざま更新中! 山口デコ


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