decoreco:08 Books『海馬』
2006年08月31日 20:28
デコですこんばんは。
嗚呼、今日は8月31日。今宵で夏休みも終わりだなあーー。
「おいデコ!このやろう。夏休みい〜? なーんか最近ブログの更新がのろいと思ったら、優雅に夏休みなんかとっていたのか!」
という方々。僕の夏休みではありません。僕はこの仕事を始めてから、まとまった夏休みというものをとったことがないのです。
8月31日で夏休みが終わるといえば小学生。小学生の夏休みといえば宿題。宿題といえば「読書感想文」。
ということで今日のデコリコはこの本!
『海馬 脳は疲れない』
池谷裕二・糸井重里著
新潮社文庫
この本は僕とおない年の脳の学者さんの池谷氏とみんなが知ってる?コピーライターの糸井重里氏が、脳みその働きをピックアップモチーフに対談した内容をまとめたもの。3年前に単行本として出た時は書店でたくさん平積みされてたような覚えがあるから、当時は話題の本だったのかも。でも、その時は興味なかったのですね。
そんな話題の本をなんで今さらかというと、僕のお客さまの出版社で発行している『プレジデント』という雑誌で、たしか「仕事のモチベーション」みたいなテーマの特集の中に当の池谷氏のコラムがあって、おもしろいことを言う人だなーってインプットされていたみたい。
で、なぜかレコード屋さんに文庫本のコーナーがあって、手にして読みはじめてみたら・・・。
まさに目から脳みそ!もとい、鱗がこぼれ落ちるってな感じ!
「へえーーー!そーーなんだーああ」の知らなかったことが、すごくすごく楽しい本。
たとえばたとえば、
・「年を取るとモノ忘れがひどくなる」はカン違い
『子どもはまわりの世界に白紙のまま接するから世界が輝いていみえている。何に対しても慣れていないからまわりの世界に対して興味を示すし、世界を知りたがる。だけど大人になるとマンネリ化したような気になって、見るものを前に見たものとしてすぐに「整理」してしまう。マンネリ化した気になってモノを見ているから「驚き」や「刺激」が減ってしまって印象に残らなくなる。それをまるで記憶力が落ちたかのように「錯覚」を抱くようになる』
つまり、脳の機能が低下しているどうかよりも、自分が接する世界をいかに「新鮮」に見られているからどうかが大事。生きることに慣れてしまえば、その瞬間からまわりの世界はつまらないものに見えてしまう。逆に言えば『慣れていない子どものような視点で世界を見ていれば、大人の脳は想像以上に潜在能力を発揮する』んだってさー。
なんだか楽しくなってこない?
朝起きた時も、ご飯食べてる時も、道歩いてる時も、仕事してる時も、遊んでる時も。日常の中のあたりまえの一瞬と一瞬の間に、今までマンネリな目で通り過ぎてしまっていたけれど、実はとーってもうれしいコトやたのしいモノにつながる、何かが隠れているかもしれない!
なーんて思うと、いつもの同じ時間、同じ場所にいてもちこっとウキウキしてこない?
そんな、いつもとちょっと違う感じで自分の世界を眺める? 自分を感じる?ことができるようになって、とっても新鮮な元気がもらえる不思議な本。
その他にも
・脳は疲れない。寝ている間も元気いっぱいに活動している(夢のことね)。一生使い続けても疲れない。実際に疲れているのは「目」。
なるほどなるほどー。
・30歳を過ぎてから頭はよくなる。あらゆる発見やクリエイティブのもとである「あるものとあるものとの間にあるつながりを感じる能力」は30歳を超えたときから飛躍的に伸びる。
などなどなどなど。
いま現在解明されている科学的な脳みその働きと、人の感情や営みとのつながりを知る「へえーそーなんだー」をきっかけに、誰でも日常に隠れている「やる気」と「楽しさ」につながる自分だけのいろんな「可能性」に、たくさん気づけるとってもおすすめの本。
勉強している時も、働いている時も、遊んでいる時も、たのしいが見つかる!
今日も生きざま更新中! 山口デコ


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