A DAY:Forever Tin's Jook Joint @ Ogikubo
2009年06月26日 1:35
縁ある街、荻窪。
母が生まれ育った街、二人の姉が生まれた街。盆と正月には欠かさず祖母が揚げてくれた唐揚げを楽しみに父が運転する車に揺られ訪れた街。寺の境内、細い道を抜けると家から引いてきたリヤカーの前で小間物を売る祖父の姿がまっすぐ飛びこんできた路地が今も残る街、荻窪。
前々から聞いていたけど荻窪の駅前のロータリーの再開発が具体的に始まる。JRの改札をぬけ階段をのぼりきりると右手に飛びこんでるくる昭和から生き続けた一角が順次つぶされるていくのだ。
その一角のひとつ、ラーメン屋の珍来が今日をもって閉店した。はじめて荻窪を訪れた人が見れば、いたってフツウの駅前にあるちょっとくたびれたラーメン屋さん。
仕事をモクモク、帰りはフラフラと荻窪駅につき、赤く光る軒先に引かれるように暖簾をくぐり、持ち帰りで頼んだ焼きそばは家で箸をつけるその瞬間まで信じられないくらいアツアツで、思わずうれしくなってしまって自慢してはいけない人に自慢しては怒られたり、おわびにおもたせで許してもらって喜ばれたり。
お店はなくなってしまうけど、もくもくとコンロの前に立つおじちゃん衆と、遅くまでニコニコ料理を運んでくるおばちゃんたちの姿は、焼きそばの熱さと一緒にしっかりやっぱり目に焼きついて離れない。
オトコもオンナも関係ない。爺さんだろうが、おっさんだろうが、若造だろうが関係ない。まして、どんな仕事をしてるかんなんてまったく関係ない。
すべてのハラヘリたちが思うままに集い喰らうラーメン屋。荻窪のJook Joint、珍来。
最後の日の今日は10時過ぎには焼きそばも何かも売り切れで、餃子だけしか食べられなかったけれど、ごちそうさま。そしてありがとう。
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クインシー爺さんのもとに思うままに歌い集う店「Q's Jook Joint」
今日も生きざま更新中!
山口デコ


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