A DAY:高校生のためのデザイン講座 Vol.1「デザインとは?」
2010年07月12日 20:30
ちょっとした思いつきなのですが、グラフィックデザインに興味がある高校生の皆さんが、自分で「デザイン」してみる何かのきっかけになればと思い、今日から不定期になるけれど「高校生のためのデザイン講座」をチョロリチョロリと書きつらねていこうと思います。どうぞよろしくね。
ということで、第1回目の本日のお題は「デザインとは?」に決めました。
デザイン、デザインっていうけれど、デザインっていったいぜんたい「何なの?」ということを皆さんと一緒に探ってみたいと思います。
なぜかというと「デザインの定義」をバッシと決めることで、デザインをする時の頭の働かせ方や、デザインされたモノに出会った時の頭の働かせ方など、皆さんの「頭の中」にも「デザインの基準」を持っていただきたいからです。
そんな「デザインの基準」を持つことで、今後、皆さんがさまざまな時と場所と人のためにデザインする機会に遭遇した時、あっちにいったり、こっちにいったり迷わずに済めばうれしいです。
では本題に入ります。
まず「デザイン」をひと言で表してみてください。
例えば、皆さんの身のまわりにあるもので「これはデザインされている」と思ったものをあげてみてください。
例えば……。
先日お話した「編集タイアップ広告」の雑誌などの本? たしかにデザインされていますね。
他にもありますよね。このブログを見るためのパソコンや携帯電話? たしかにデザインされていますね。
他に、あなたがいま身につけているお洋服や靴、勉強をするための机や椅子、ノートやペンも。なかには自転車で通学されている人もいるでしょう? そう自転車もですね。びゅんびゅんと自転車の脇を走り抜けていく車ももちろん!
そうなんです。あなたの一日の生活の中で接するすべてのものがデザインされていると言っても過言ではありません。
▲This is a pen. これもデザインされたモノですね
ではそのデザインされたものをよーく見てください。
いろいろな文字や線や図形がいろいろな色で塗られて形をなしていますよね。
つまりデザインすることは
「文字や線や図形をある関係をもとに配色し、配置し、形を成すこと」
なんて言い方もできると思います。あれれ、でもひと言ではないですね・笑。
では、この文章をもーっと短くしてみましょう。そのためには、この文章の中でポイントになるところを見つけて欲しいのです。
配置する?
おしい!
形を成す?
うーん、ちがう!
答えは「ある関係」です。
文字も線も図形も色も、それぞれとの位置関係とその距離、大小、太い細い、強弱、リズム…そして何よりもそのデザインを手にする人との関係。すべてが「関係」して形を成している、つまりデザインされていることがわかると思います。
そう、デザインとはモノとコトとヒトの「関係」を現したものなのです。
その「関係」をデザイナーの意図で結びあい、変化させることで、その時と場所と人が求めるデザインを提供するのが私たち、デザイナーのシゴト。
それはグラフィックデザイナーでもウエブデザイナーでも、インテリア、ファッション、プロダクト…。デザインに関わるすべてのシゴトに言えることと私は思います。
デザインとは「関係」を探り「関係」を結びこと。
今日から皆さんも、ぜひ身のまわりにあるモノとコトのヒトの「関係」を探ってみてください。きっとそれがあなたにとってのデザインの始まりになることでしょう。
出典:「ポール・ランド、デザインの授業」
今日も生きざま更新中!
山口デコ


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